九つの法則について

Q:スタニスラフスキーの九つの法則について

A:これらの法則は名前だけをリスト化して覚える事には全く意味がなく、一つ一つを注意深く丁寧に研究していく必要があるものなのです。しかも、この法則の名前はスタニスラフスキー自身が付けたものではなく、彼の弟子のうちの一人で、学者でもあり、最後にはスタニスラフスキーの重要なアシスタントとなったサフノスキーという人が名付けたものです。

スタニスラフスキー・システム自体が弁証法的なシステムですので、スタニスラフスキーはこういう法則に対して直接的な名前は付けなかったでしょう。

つまり、スタニスラフスキーは弁証法的発想方法に基づき、我々がこの法則について自分自身の力で理解する事を望んでいました。そしてこれらは、知性によって理解するものではなく、自分の意識の中で自然に開いて行き、最終的には自分自身の言葉で言い表す必要がある、と言っています。